クラリティのグレード

極端に神経質になっては いけないクラリティのグレード

結婚指輪のダイヤモンドの透明度を示すのがクラリティです。ダイヤモンドにあるキズの有無、そしてキズの多さや 位置などを総合的に判断してランクづけが行なわれています。キズが多いとダイヤモンドの透明度は下がってしまい、光の入射や屈折の進路 を妨害する原因になっていきます。 すると、ダイヤモンドの命ともいえ る光を受けると舷いばかりに反射する美しい輝きを鈍くしてしまうことになるのです。しかし、日本の市場 で結婚指輪として販売されるクラスのもので、光の入射、反射を妨げるようなものはほとんどありません。だからクラリティはあまり気にする必 要はないのです。

「硬いダイヤモンドにキズがつく の?」と疑問に思う方がいるかもし れません。でも、ダイヤモンドは天然の鉱物。長い年月をかけて結晶化する間に、自然に亀裂やキズができるのです。

原石からカットされ、研磨される間につくキズもあります。ダイヤモ ンドの原石を研磨する際に、パ ーンマークと呼ばれる摩擦熱が生じることによって、キズがついてしまう ことがあります。さらに、スクラッチと呼ばれる表面にできるひっかきキズなどもあります。以上の天然の亀裂やキズ、人為的 にできたキズの大きさと種類、性質、 場所などを鑑定して、クラリティが 評価されていくわけです。クラリティのグレードを示す基準は、世界各地の宝石学会などでいく つか使い分けられています。そのなかで、今日では世界的な権威である GI・Aのシ ステムが国際的に採用されており、 ダイヤモンドを鑑定する際、必要不 可欠な存在となっています。日本でも基本的にはこの G・I・Aのグレー デイングをもとに、クラリティを鑑 定しています。そのグレードは、肉眼でキズが発見できる Iグレードから、 10倍に拡大して鑑別しても無キズである フロ ーレスグレードま で、基本的には日段階までの細かなグレード分けがなされています。もちろん、最高の評価となる FLクラスの輝きは最高です。しかし、 VVSクラスのダイヤモンド でも、光の入射や反射を妨げる度合いは、上のク ラスとほとんど変わりません。つまり、 VSクラスのダイヤモンドでも、 美しく燈く一品を探し出すことがで きるのです。VSより下のSIのなかにも、キズの場所によっては美 しさの源となる光の入射をほとん ど妨げないものがあります。つまり、大切な結婚指輪だからといって、 クラリティに対して、極端に神経質 になる必要はないのです。

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